2013年1月27日日曜日

第3回経済学部ゼミ説明会

皆さん、こんにちは!
先日、FPGEにお招きした松田公太さんがご自身のブログでPCPについて書いてくださいました。
(リンク:http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-11457821430.html)
今回はFPGE最終プレゼンテーションと第3回経済学部ゼミ説明会について、PCP8期生の向坂優に書いてもらいました。
では、どうぞ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
皆さん、こんにちは!
PCP8期で説明会担当をしている向坂です。
テスト期間お疲れ様です。息抜きになるかわかりませんが、PCP選考の不安が少しでも和らいだらいいなと思って書いています。肩の力を抜いて読んで下さいね。
この記事では1月19日に行われた、
1)FPGE最終プレゼンテーション
2)ゼミ説明会
の2点についてお話します。

1)FPGE最終プレゼンテーション
通称FPGEは、Finance, Policy and the Global Economyという授業で、1年間に渡りグループで論文を執筆します。詳しくは、本田一真くんが前回の記事でわかりやすい説明を書いてくれたので、ご覧ください。
そのFPGEで書き上げた論文の内容を、各グループが20分のプレゼンテーションする一大イベントでした。合計9組のグループが研究の集大成を発表し、慶應の名だたる教授達が一同に集まり、緊張感あふれる時間でした。
観客からの(時には厳しい)指摘に対して真剣に答えるPCP生を見て、貴重な体験ができる良いプログラムだと改めて実感できた時間でした。

2)ゼミ説明会
FPGEのプレゼンテーションを終えて、ゼミ説明会が始まりました。来場者が途切れず、たくさんの方にお越し頂きとても嬉しかったです。
Googleで「pcp」と検索したら2件目に出てくるほど(たしか去年の今頃は4件目でした。笑)、認知度が高まったことを実感しました。意欲的な2年生と話していて、来年は更に良い期になるだろうと容易に想像つきました。
さてここで、説明会でよく聞かれた質問をピックアップします。

・選考のTOEFLの基準点はあるか。
わかりません。ごめんなさい。
ただ2013年度PCP履修選考要項に選考基準は、
英語(30%)日吉の成績(10%)ミクロ経済学・マクロ経済学筆記試験(30%)グループ面接(30%)です。
上記の中で、自分の強みのポイントを活かして、選考に挑めばきっと後悔しないと思います。
・ゼミとの両立は図れるか。
できます。
例えばゼミとPCPのプレゼンテーションが重なることはよくあります。その中で、締め切りから逆算して行動することで、両立が図れることをスマートなPCP生達が体現しています。
私自身、改善点がたくさんあるので声を大にして言えませんが、PCPは自己管理次第で成長できる環境だと実感した1年間でした


いよいよ2013年度PCP応募の提出期限の2月5日まで2週間を切りました。2年生の皆さんが思い通りの三田生活を過ごせるよう、願っております。
寒い日が続きますがくれぐれも体調に気をつけて、全力で選考に臨んで下さい!心から応援しています。



Profile:【向坂 優】
東京生まれ。小学生の時にアメリカ、ニューヨーク州で1年過ごす。應義塾大学経済学部3年。PCP8期説明会担当、竹森俊平ゼミ21期。ソウル大学主催アジア学生会議に2度参加、ニューヨーク&映画好き。2012年の個人ベスト映画は「最強のふたり」

2013年1月16日水曜日

FPGE


皆さん、こんにちは!
今回は専攻に分かれてしまう秋学期に唯一PCP全体で受ける授業のFinance, Policy, and the Global  Economy、通称FPGEについてです!
PCP8期生の本田一真君に書いてもらいました。
では、どうぞ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
FPGEとは?
PCPの授業は3年の後期から5つの専攻に別れ、各専攻は3つのシークエンス(経済理論シークエンス、専攻シークエンス、方法論シークエンス)から構成されている。この内、方法論シークエンスにFinance, Policy and the Global Economy FPGE)は分類され、必修である。FPGEでは専攻関係なくグループを組み、共同で論文を書き上げ、4年のIndependent Study に向けて論文の書き方を学ぶ。論文の内容はFinance, Policy and the Global Economyに関するものであれば何でもいいとされている。
授業では、各班が成果をクラスの前でプレゼンし、質疑応答の時間に皆で議論する。更に、不定期にゲストスピーカーの方に来て頂き講義をしてもらう。

私の班はEuropeのエネルギーについて論文を作成している。ファイナンスや国際経済などの専攻だけではなく、フランスからの留学生やカナダからの留学生と共に研究を進めており、夏休みまでは先行論文などを読み、秋からはプレゼンをしてフィードバックをもらい、論文を書き始めている。FPGEでは普段会わない他の専攻の同期や留学生と触れ合えるので毎週行くのを楽しみにしているPCP生は多いのではないか。

PCPにはこういったインターラクティブな授業が多く、留学生や同期と議論できる場所を提供してくれる。FPGEでは、各班4回に分けてプレゼンテーションを行うため、同期や留学生、さらには教授やTAからその都度フィードバックを受けることができる。特に留学生は、私たち日本人大学生とは異なったバックグラウンドを持っているため、違った視点から意見を述べてくれることがとても刺激になっている
PCPのこのような授業は、勉強し「知識を増やす」のみならず、新しい価値観を提供し、私たちの視野を広げてくれているように感じている。このような環境で勉強することに興味を持った人は入って後悔しないと私は思う。是非、一緒にPCPを盛り上げましょう!



Profile:【本田一真】
1991年にアメリカ、ノースカロライナ州で生まれる。幼稚園は香港、小・中学校はアメリカで過ごす。慶應ニューヨーク学院出身、應義塾大学経済学部3年。バティー・ロジャーの元で研究プロジェクトを行っている。理工学部体育会ラグビー部所属。Think Globally, Act Locally


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
《告知》

この度、PCPは第3回経済学部ゼミ説明会でブースを出します!
現役PCP生へ疑問を投げかける最後のチャンスです。
面接対策、ES添削、3年の過ごし方、ゼミ選び等、幅広く何でもお答えします。
お気軽にいらしてください。

【日時】2013年1月19日(土)13:00〜(12:30開場)
【場所】三田キャンパス西校舎ホール
出展教室は経ゼミによる案内を御覧ください。

また、同じ日にFPGEの論文発表も経済学部ゼミ説明会の前にあるので、是非お越し下さい。詳細はPCPのホームページに載っているのでそちらをご覧ください。
Link: http://www.econ.keio.ac.jp/lecture/pcp/wp-content/uploads/2012/12/★AY2012-PCPfinalpresentation.pdf

たくさんの現役PCP生が貴方のご来場をお待ちしております!

2012年12月28日金曜日

PCP FESTA:ロバート・フェルドマン講演会


皆さん、こんにちは!
今回はPCPフェスタにて行われたロバート・フェルドマン氏の講演会「日本再生への提言」についてです
これをPCP8期生の伊藤ありさに書いてもらいました!。では、どうぞ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PCP8期生の伊藤ありさです。
今回の記事はPCPフェスタの第2部の講演会についてです。

毎年恒例のPCP講演会では、今年ロバートフェルドマン氏を招き、『日本再生への提言(Rebuilding Japan)』というテーマのもとで講演してもらいました。フェルドマン氏は、現在三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社のチーフエコノミストを務めており、ワールドビジネスサテライトにも出演している有名なアメリカ人の経済学者です。もちろん、彼の経歴や肩書きはすごいものではあるのですが、今回の講演会で多くの人に実に面白い方だと感じさせてくれるようなお話をしてくれました。

実は彼は16歳のときに初めて来日し、その時日本語に強く惹かれたそうです。また、エコノミストとしても日本は興味深い国だと感じ、日本に好感をもってくれました。
(そんなフェルドマン氏は講演を電車シリーズのオヤジギャグではじめてくれました(What is the strongest train in Japan? さいきょうせん、etc)。(笑)

では、本題です。現在の日本の再建には何が必要なのでしょうか。 フェルドマン氏がおっしゃっていたことをまとめると大きく3つあります。

1. 生産性を上げる
Y=総生産、L=労働人口、P=総人口とおくと、
Y=(Y/L)L
/P=(Y/L)(L/P)
(Y/P:standard of living, /L:Productivity、L/P:Labor Force Participation Rate)
以上のような単純な式で、高齢化が進みL/Pが減少している日本では生産性(Y/L)をあげなければいけないということは明確です。さらに、高齢化問題の深刻化を防がなければいけないこともわかるでしょう。

2. 財政赤字と向き合う
現在GDPに対する日本の財政赤字は200パーセント近いという状況にあります。財政赤字を200%で保つなら、現在の財政支出を毎年40兆円カットする必要があります。この方法として、主に二つあります:増税と支出削減。この組み合わせを利用して、どうにかして財政赤字の悪化を防がなければなりません。そこで、日本は社会保障と増税の一体改革をしようとしているが、それは増税だけに注目していて、支出削減の明確な案はありません。言い換えると、フェルドマン氏がおっしゃっていたように, “Japan’s fiscal policy is a failure”.

3. エネルギー問題の解決
       現在、原発問題などにより、エネルギー不足が懸念されています。現状のままであると、50年後までにはエネルギー不足になると考えられます。そこで、我々に残されている手段はエネルギー効率をあげることです。

このような厳しい問題に直面している日本ですが、私たち学生には何ができるでしょうか。フェルドマン氏は社会人、グローバル人材として、我々は以下の点を意識する必要があると強調していました。
Analytical Skills
Personal Skills
Presentation Skills
Math Skills
Energy
Language Skills
Commercial Awareness
しかも、これらは一つ持つことに意味あるわけではなく、複数なスキルをもってはじめて価値のあるものになります。そして、我々は自分たちの弱点にしっかり向き合い日本の再建に取り組んでいく必要があります。

今回のブログは比較的に真面目な内容になってしまいました。もちろん、PCPはただ勉強している団体ではないですか、決して勉強を疎かに扱っているわけではありません。 Work hard, play hard and make your university life the best possible. 




Profile:【伊藤ありさ】
1991年神奈川県生。4歳から11歳までの7年間をニューヨークで過ごす。公文国際学園高等部卒業。慶応義塾大学経済学部在学中。三田ではPCPと吉野直行研究会所属。趣味はバスケ。

2012年12月11日火曜日

PCP専攻:日本経済


皆さん、こんにちは!
今回は最後の専攻の日本経済(Japanese Economy)について日本経済の代表の菱沼美純に書いてもらいました。では、どうぞ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
こんにちは。日本経済(Japanese Economy)専攻代表の菱沼美純(ひしぬま みすみ)です。
PCPに興味を持って下さっている方、このブログを読んで下さっている方、PCP Festaにいらっしゃった方ありがとうございます。
各専攻の紹介をブログでもするということで、今回は日本経済Japanese Economy)を紹介します。

PCPは将来グローバルに活躍することを目指す学生が集まっているのになぜ日本経済?」と思われている方もいらっしゃるかと思います。
その答えは、
「自国を知らずして世界を語れない」
からです。
わたしが1年生のとき、はじめてPCP説明会に参加した際に嘉治先生がおっしゃっていました。

一番知っているべきはずである母国のことについて質問されて答えられない、そんな人が世界のことを語っていても説得力がないですよね。
日本に興味を持つ外国人のほうが、わたし達よりも日本を知っていることも大いにあり得ます。
さらにいつまでも心の支えになってくれるのは母国の文化です。

わたしが日本経済Japanese Economy)を専攻した理由は、これともう一つあります。
わたしは世界に日本のすばらしさを伝える「日本と世界の架け橋」になりたいです。
特に日本史が好きで、ゼミでも日本経済史を専攻しているのですが、日本の経済や歴史を英語で説明するのって難しいんですよね。ニュアンスがぴったり合う英語がないことだってあるんです。
たとえば日本企業の特徴である「改善」ってimprovementとせずそのままkaizenって英訳しますし、「系列」もそのままkeiretsuと英訳します。(池尾先生の授業より)
外国の企業システムと違って日本ならではのシステムなので適当な英語がないんです。
また価値観の違う外国の方に日本の文化を正確に理解してもらうのって難しいですよね。
それをどうやって彼らに伝えたらいいのかをJapanese Economy(日本経済)の授業を担当している教授から学ぶというねらいがわたしにはあります。

そんな日本経済Japanese Economy)の授業を紹介していきましょう。
まずは、Japanese Economy from International Perspectiveの授業から。
竹森先生が担当しています。竹森ゼミの友人から「竹森先生、PCPの授業すごく楽しんでいるよ」と言われました。どうも留学生の履修者が熱心で活発に質問を投げかけるからだそうです。わたしも留学生に負けずと頑張らないと。。。
授業は少人数で、アクティブに行われています。
内容はほぼ日本経済史です。竹森先生と仲良しな杉山先生著の「日本経済史」をベースにおこなっています。実はわたしは杉山先生のゼミに所属していて、この本をちょうど夏期休暇中に読んだのでラッキーと思っていました。
このように日本人履修者にとって得なのはやはり日本語で復習できることです。
さらに授業では外国人経済学者の論文も扱っているので、日本の外からみた日本経済が学べます。外国の学者は日本の経済をどのように考察しているのか、まさにfrom International Perspectiveです。
わたしはこの授業でも代表を務めています。毎回先生が丁寧にまとめてくださっているレジュメを受け取り、Facebookやメールを使って履修者全員にシェアするのがわたしの役目です。これによって必然的に留学生の知り合いが増えました。
Facebook
でレジュメをUPするたびにlikeしてくれたり、「みすみがリーダで良かった」と言ってくれたり、説明会のためのアンケートに快く回答してくれたりと、留学生たちは良い人ばかりです。
この授業の代表をしているとまさに「日本と世界の架け橋になる」という目標を実現しているのではないかと感じます。

次に Japanese Financial Markets and Institutionsの紹介です。
この授業は吉野先生と別所先生が担当しておられるのですが、正直いままでで担当教授が授業したのは初回の一回のみです。
毎回外部の偉い方による講義をおこなってくださいます。吉野さんの人脈があってこその大変貴重な授業です。

最後に前回の説明会について本音を漏らしますと、正直わたしは英語で大人数の前で話した事がなく、説明会でプレゼンをすることに尻込みをしていました。しかし、他の専攻代表が「せっかくのチャンスだからやってみる」と言っていたことに背中を押されて、わたしもProfessionalを目指すPCP生として挑戦しなければと決心しました。
あの大教室で、大勢の後輩を前に、英語でプレゼンをおこなったことで、今後何があっても乗り越えられるような気がします。そのくらい自信がつきました。
このように、どんなことにも意欲的なPCP生が多くて日々刺激を受けています。
PCP
はお互いが成長できる場所です。
より多くの人にPCPに入ってもらい切磋琢磨してほしいです。
一緒にBe Professional目指しましょう!!



Profile:【菱沼美純(Misumi Hishinuma)】高校時代にアメリカへ引っ越す。それまでは生まれてからずっと神奈川の田舎育ち。慶應義塾NY学院卒業。慶應義塾大学経済学部入学。PCP,経済学部杉山伸也研究会所属。高校卒業後3ヵ月カナダに短期留学,大学最初の1年間ソフトボール部に所属,アルバイトは米軍基地内のマクドナルドクルーと塾講師,大学2年夏休みにサンフランシスコへ1ヵ月インターンシップ,2年春休みには中国へ1週間語学留学,最近は福島震災復興支援ボランティア団体に加入といったように好奇心旺盛。語学も英語はもちろんスペイン語,中国語,韓国語を履修。中でも韓国は一番。韓国ドラマ,K-popにはまる大の韓国好き。